iPS細胞と歯科医療

最近真面目路線でブログを綴っておりますが、今回もとっても気になる論文が目に留まったので歯科医師会雑誌より一部引用してみたいと思います。

いよいよと言いますか、待ちに待ったと言いますか、iPS細胞を使った臨床応用が開始されたニュースを耳にしました。

難病を抱えた患者さんには、少しでも早く身近な医療として治療を受けることができることを願うばかりです。
歯科医師会雑誌によれば、歯科においてもiPS研究が進んでいるとしています。しかし、皮膚から作られたiPS細胞の作成効率は0.2%以下で作業効率の向上が課題だとも書かれていました。

一方で、抜歯した親知らずの歯髄細胞やインプラント治療で切除された歯肉細胞から良質なiPS細胞が効率良く作成できることが明らかになり、皮膚細胞に比べて歯の細胞が有利な点はiPS細胞を作るために細胞を採取する二次的な侵襲を課すことなく、必要な歯科治療の中で得ることが出来るということでもあるそうです。

実際には、齲蝕と歯周病の治療に向けた臨床研究が始まっているようで、歯根膜細胞シートを用いた歯周組織の再生治療と歯髄幹細胞を用いた歯髄再生治療の二つが進行しています。

両者ともに、まず患者さん自身の歯の細胞を採取して1~2か月間培養しシート化します。
それぞれ、歯根膜細胞は歯周組織の欠損部へ、歯髄幹細胞は抜髄後の根管内に移植され組織の再生を評価するようです。

要するに歯周病が進行した歯でも抜かなくてもよくなるかもしれない!また、虫歯で死んでしまった神経も再生できるかもしれない!と言った研究でしょうか?

まあ、歯科の場合医科と違って難病とか生命に関わるような研究にならない分ちょっと地味な感じがしてしまいますね!

でも、この二つの疾患が無くなったら歯医者さんの商売上がったりです。

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