PRPとは?
PRPとはPlatelet Rich Plasmaの略です。
自分自身の血液を採血し、遠心分離して高濃度の血小板を取り出したものが多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)です。血小板にはたくさんの成長因子が含まれ、これが放出されることにより組織の修復や再生が促進され、これをさまざまな治療に利用します。自分自身の血液を使って作られるので、アレルギー反応も無く高い安全性を有していることが特徴です。
医療分野では、整形外科では関節症、腱・靱帯損傷、スポーツによる炎症や組織損傷、皮膚科・形成外科の領域では損傷後の修復やアンチエイジング治療といった幅広い治療に応用されています。
歯科分野におけるPRPの主な効果
- 組織の治癒促進効果
- 骨の再生促進
- 炎症の抑制と痛みの軽減
- 感染リスクの低減
当院では、骨量の少ない難症例といわれるインプラント治療や骨欠損の著しい歯周病治療に応用し効果を発揮しています。
血小板について
血小板とは
血液中の血小板は赤血球に次いで数が多く、止血や組織の修復に中心的な役割を果たす細胞であるとともに、さまざまな成長因子を放出しています。
- 骨髄巨核球より産生
- 最大径は約2µm(赤血球:約8µm)
- 生存期間:約7日〜10日
- 生きて、細胞呼吸をしている
- 内部に lysosomal 顆粒、dense 顆粒、alpha 顆粒などのさまざまな機能を持つ顆粒を産生、貯蔵、放出する
- 粘着能、凝集能、放出能、収縮能があり、止血や組織の修復に関係している
血小板から放出される成長因子


PRP作成過程
PRP(多血小板血漿)の作成は、比較的シンプルで安全性の高い工程で行われます。まず患者さまから採血を行い、その血液を専用のチューブに採取します。続いて遠心分離機にかけることで、血液成分が分離され、血小板を多く含む部分だけを抽出することができます。
この方法により、不純物を取り除いた透明度の高いクリアなPRPを効率的に得ることが可能です。特別な薬剤や複雑な操作を必要とせず、患者さまご自身の血液を利用するためアレルギーや拒絶反応の心配も少なく、安心して治療に活用できるのが大きな特徴です。



