すくすく元気に成長中のスズメ達、アッという間に手に負えなくなります。
何しろ私には羽根も無く、空も飛べず、虫を取ることもできないのですから。
数日前まで、小さな箱の中で餌をねだっていたかと思えば、今度は箱の縁に飛び乗り我先に奪い合います。
そうかと思えば羽根をバサバサさせながら、飛ぶ練習を兼ねてのおねだりも始まりました。
「飛ぶなよ!飛ぶなよ!飛んじゃだめだからな!」と言い聞かせながらの餌やりです。
次の日には私の忠告も無視して、本当に飛び始めやがった!
バサバサバサ・・・
「だから、飛んじゃダメ!って言ってるでしょ!」と言いながら部屋の中を追いかけます。
「あ~、こんな所にうんこして!」と言ってはウエットティッシュで拭き取ります。
2羽のスズメを確保すると「そうだ!」と閃き、スーパーで見かける買い物かごを被せ「これでしばらく安心だ!」と一息着きました。
しばらくすると、「あれ~、お前ら何飛んでるの?」と、部屋の中を飛び回るスズメを追うと狭い物陰に入り込んだではありませんか!
どう確保する?
餌でおびき寄せる?
お腹はいっぱいらしく上手くいきません。
ライトで照らすと広い場所へと誘導でき、再び確保。
何故逃げ出したのかと買い物かごをよく見ると、取っ手の部分はスズメが通れるくらいの大きさになっているのを見つけ、ラップとテープで塞ぎ逃げ出し防止策を完了。
そろそろ野生に返す頃だと悟りました。
心配なことは、今のところ自ら食べようとしないこと!
ごはんは自動的に口の中に入ってくるものだと感じている節があり、野生に返しても生き抜けない可能性が大なのです。
今、自宅駐車場に小鳥の餌を撒き自ら食べる訓練をしています。
小石や撒いてある餌をついばむ様子を見ていると「やっぱり本能がさせるのかな?」と頼もしく、何とか生き延びる可能性を感じホッとします。
でもね、しばらく見守っているとチョコチョコと私の近くまで寄ってくるのです。
そして、すっかり親ばかになった私は「食べるか!」と言っては練り餌を口に運んでしまうのです。
だってとっても可愛いのです!
しかし、この感情を押し殺して明日はいよいよ放鳥です!

