チューン、カムバック

とうとう、スズメたちを放鳥。
ふり返ることも無く、躊躇することも無く、あっさりと飛び出して行きました。
もしかしたら、また帰って来るかもしれない!と大きな期待を持っていたのも事実です。

スズメの鳴き声が聞こえてくると「帰ってきたかもしれない!」と時間を見つけ玄関の戸を開け、空を見上げ、周囲を見まわし「来てない!」とガッカリし、「ちゃんと元気に暮らしてるかな?」と思いを巡らし、ちょっとした“すずめロス”の時間を過ごしていました。

「ああ、もう会えないのか?」と期待が持てなくなり始めた3日目の朝。
新聞を取るため玄関のドアを開けた時のことです。
目線の先の電線が気になったのです。

普段ならまったく見ることも無く、見上げることもしない場所です。
小さな生きものと目が合った予感。
そして直感しました。

「チュンちゃんだ!」
すると駐車場まで舞い降り、すごい勢いで私の方にちょこまかと突き進んでくるではありませんか!
「チュンちゃんだ!」
「チュンちゃんが帰ってきた!」

突然の再開に感動!
慌てて部屋に帰り、練り餌を持って玄関ドアを開けるとまだその場に留まってくれていました。
「さあ食べろ!」と練り餌を口先に持っていくと、小さな箱の中で羽をプルプルさせてねだっていた時と同じしぐさで食べてくれます。

この小さな生きものがこんなにも感動を与えてくれるなんて、今やチュンちゃんファンクラブの会長です。
現在、ワールドカップサッカー日本代表の活躍で寝不足の方が多いなか、私は目もくれず朝5時には玄関の階段に腰掛けチュンちゃんが現れるのを待ちます。

そういう私も2006年のドイツ大会にはカイザースラウテルンまで観戦に行ったサッカー好きですが、今はチュンちゃんに夢中です。

朝に夕に外を眺めていると、すずめは“ねじろ”を中心に生活していて、何処かに飛んで行ったかと思うと、しばらくしたら元の場所に帰って来るサイクルを繰り返していることがわかりました。

その“ねじろ”も隣の医院の換気口、駐車場シャッターのすき間、大きな木の枝などあちらこちらに存在し、他にはハト、ヒヨドリ、カモ、ツバメ、カラス、サギ、トンビ等々様々な鳥達が自由に飛び交っています。
普段とは違った視線で周囲、空を眺めるとこんな世界が広がっていたんだ!と新たな発見に驚かされました。

さらに、もう一つの心配は、足の悪かった“ちびすけ”の姿を見ることができないことです。
悪いことは考えまい!

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