すくすく元気に

先週保護したスズメ達の続報です。
すっかり弱った状態で保護した2羽のスズメ、食べ物を口元に持っていくと大きな口を開けます。

そこで、「ホレ!」と奥に流し込んでやると「ゴクリ」と飲み込み、鳴き声を上げる元気も出てきた。
どうやら危機は脱した模様。

そして翌日、ホームセンターで練り餌を購入し、爪楊枝の柄の部分を使い小さな団子を作り口元に持っていくと、あっという間に「パクリ」と食べてもらえるまでに回復。

2羽のスズメ達が一生懸命、先を争い食べる姿を見られるようになったのです。
ただ、気懸かりなのが1羽は高い所から落ちた際に足を痛めたようで、うまく歩くことができなかったのです。

もう一羽も背中に傷を負い化膿したりしないかとも心配していました。
ところが、数日もすると傷は跡形も無いくらいまで治り、歩くことが困難であった1羽も歩いているではありませんか!
何という回復力!

これなら2羽とも野生に戻せるかもしれないと希望を持つことができました。
週の半ばになると飽きもせず1日中鳴き声を上げ、私の気配を感じると「何か食わせろ!」「早く寄こせ!」と一層激しく鳴き始めます。

そして、体格差も出始め、足の悪い方がひと回り小さく、大きな方がしゃしゃり出て餌に食いつきます。
その姿は、人間が手を使って相手を抑え、出てこれない様にするのと全く同じで、羽根を広げてバサバサさせることで独り占めしようとするのです。

そんな仕草を観察しながら「ホ~ラ、ちびすけ!」と言っては小さな方を贔屓するのは世の常です。
ここ数日は羽根を延ばしてバタバタさせることで羽ばたく練習や箱のヘリに上り餌をねだるなど、いよいよ手がつけられなくなる様相を呈してまいりました。

でも、クチバシはまだまだ子供のままで「ほら、つついてごらん?」と小鳥の餌を置いても食べられません!

とにかく、私の姿に敏感に反応してくれる今の時間がこれからも長く続いてくれると幸せなんですが・・・
その一方で悲しい報告もあるのです。

スズメ達を保護した翌日の朝、やはり同じ場所にまた2羽のスズメを見つけました。
1羽は既に力尽き、もう1羽もアリがたかった状態でぐったりしているのを見つけたのです。

何とか助けようとしたのですが力及ばず、この2羽は救うことができませんでした。
何らかの原因で夜間に落ちてしまい、冷え込んだ夜に長時間放置されたことが明暗を分けてしまったのでしょう。

運、不運は何事にも付き物ですが、神様の気まぐれによる不運は、どんなものでも御免こうむりたいものです。

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