土井歯科クリニックでは“再生医療等の安全性の確保等に関する法律”に則り、歯科治療で自己多血小板血漿(PRP)を使っています。
当クリニックが採用しているPRP作製キットは1回の遠心分離でキレイと言う言葉がピッタリで、濃度の高いPRPが得られる優秀なものです。
「もう在庫が無い!」ということで、このほど新たなキットを発注したのです。
すると、大谷効果のおかげで整形外科の先生からの発注が殺到して“てんやわんや”の状態で嬉しい悲鳴を上げていると連絡が入ったのです。
大リーグエンゼルスの大谷選手が、肘の故障で治療のためPRPを使ったという報道は抜群の宣伝効果になったようで、スポーツ医療では第一選択になった感があります。
今までも、一流アスリートの治療に使われた実績が論文となったり、雑誌で紹介されたりしてきたものの、何で今頃注目されているのかと不思議に思う反面、いかに大谷選手の二刀流がアメリカでも輝きを放ち、皆が注目をしている結果だとわかります。
誠に嬉しい限りですが、PRPの治療だけで復活することも祈るばかりです。
さて、当クリニックなのですが、最近は専らインプラント治療に応用しています。
昨年、歯周組織再生剤のリグロス歯科用液キットが保険適応となり、これが歯周病治療の主役の座になったことにつきます。
何しろ、歯槽骨、セメント質及び歯根膜の再生を促進し、結合組織性付着を形成するとの触れ込みで、保険適用による安価な治療ですから。
この薬、遺伝子組換えヒトbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)製剤なので増殖因子の数はPRPの方が遥かに多いし、また自己の血液から作製するという点でも安全性も高いのですが価格の面から太刀打ちできません。
さらには、保険治療なので制約も多く、今のところ骨補填材の併用も不可となっています。
最後に、リグロスの説明書に“歯槽骨の再生を促進する”と書かれているのですが、歯槽骨なる骨は人体に存在せず、上下顎骨の歯槽部の骨というのが正しい表現の筈なので、言いたいことはわかるけどチョット違うかな?とつまらないツッコミを入れて終了とさせていただきます。

