エンガチョ

私が小さな頃、友達が汚いものを触ったところを見た時、「おまえ、エンガチョ!」と言っては楽しんでいました。
決して“いじめ”のように執拗にはやし立てるようなことはありませんでしたが、誰かが言い出すと「エンガチョ、エンガチョ」と言って「エンガチョ、カギ閉めた!」などと遊んでいました。

つい先日、エンガチョを連想する体験をしたので綴ってみます。
その日は私の年に一度の健康診断の日でした。
朝早く起床し、必要な素材を持ち健診会場へと向かいました。

健診はレントゲン写真やら心電図検査やら定番とも言える検査を行い、いよいよ血液検査のため採血する段になったのですが、エンガチョは採血のための針を刺すその時に起こりました。

「アルコールにアレルギーはありませんか?」と聞かれ「いいえ、ありません。」と私が答え、そして腕に駆血帯が巻かれました。
看護師と思われる人がグローブをして肘をアルコール綿で消毒、“どの血管にしようかな”と指で触りまたアルコール綿で消毒。

そしてまた“何処の血管にしようかな”と指で血管のある部位を触りアルコール綿で消毒、そしてまた指で血管の感触を確かめ“此処にした!”と決めたのか、いきなり針を刺して採血を始めました。

その瞬間、私は心の中で「バカ野郎、エンガチョじゃないか!」と憤っていました。
これを読んでいるあなた、なぜエンガチョなのか解りますか?
アルコール綿で消毒したら針を刺すまで触ったらだめでしょう!

せっかく消毒した所をまた触ったら不潔となり、何のために消毒したのか意味がなくなってしまいます。と、こんなふうに憤ってみても、今までに何度もエンガチョな採血を受けているので慣れっこになっています。
でも、もし万が一ばい菌が入ったらどうするのでしょう?

やはり私の妻(医師)も採血の際、消毒した所を指で触ってから採血する人が多いと嘆いています。
採血の瞬間「なんで消毒した所を触ってから針を刺すの?」と聞くようですが、聞かれた人は“何がいけないの?”とばかりにキョトンとしていると言って文句を言っていました。

みなさんも、採血を受ける際には不潔な行為をされそうになったら“エンガチョ”と叫んでみてください。
ちなみに、私もインプラントや歯周病の治療でPRPを作成する際や、血液検査をしなければならないときには採血をしていますが“エンガチョ”なことはしていません!

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