今回とても真面目で大切なお話です。
先日ある冊子に目を通していたら、ジェネリック医薬品についてとても興味深い記述を見つけたので一部引用を交えて綴っていきます。
このところジェネリック医薬品のCMを目にすることが多くなっていますが、臨床の場においてもジェネリック薬品を処方することで診療報酬が高くなるといった設定にされています。
私が大学病院に勤務していた頃は、ジェネリック薬品は“ゾロ”とか“ゾロ品”と呼ばれ、特許が切れたのを良いことに作られた、“効くような”“効かないような薬”として失礼ながら認識していました。
従って、“この症状には効いてもらわないといけない!”といった時には先発品を、それ以外にはゾロ品をといった扱いだったように記憶しています。
では、なぜこういった認識であったかを少し解説してみましょう。
もし、私が有名パティシエと一緒に洋菓子を作るとしましょう。
同じお菓子を同じ材料で同じやり方でそれぞれ作ったとしたら、私の作ったお菓子は見た目が同じようであっても食べてみれば明確な違いがあるはずです。
薬剤においても出来上がった製品の結晶の形、配合されたさまざまな薬品の調合により、先発品と微妙に薬効が異なるとされていました。
よって、薬によっては“効きが甘い”とか“キレが悪い”などと言われて「どうしても先発品を使いたくなる。」なんて声を実際聞いていました。
あくまでも、私が大学病院に勤務していた20年前の話で、これだけジェネリック医薬品を推奨するのですから、現在は先発品とほぼ同様の薬効を発揮しているのだと思っておりました。
さて、ここからが本題です。
関西の某大学にて薬学部教授をしている先生が寄稿した記事を読んでビックリしてしまいました。
この記事から一部引用を交えて綴ってまいります。
まず、全国400店舗の薬局を対象にジェネリック薬の保険別使用度調査を行った結果、被用者保険(社会保険)がジェネリックの使用が最も多く、次いで国民健康保険、そして高齢者医療制度(後期高齢者)の順であり、最もジェネリック薬を使っていないのが、日頃、ジェネリック医薬品使用促進をうるさいほど言っている厚生労働省のお役人達が加入している共済保険だそうです。
寄稿者である教授は、お役人も自分や家族が使用する薬については信用しておらず、ジェネリックは使いたくないのでしょう!と皮肉を込めています。
さらに、ジェネリック医薬品とは“このようなものだ!”と続けています。
残念ですが、ちょっとばかり長くなってきたので続きは次回に持ち越しです。

