我が家にはブーちゃんという家族がいるのは皆さんご存知のことと思います。毎日、朝晩2回のご飯を届けることが日課となるため必然的に家庭のゴミ出しは私の担当となっています。
ゴミ集積場まで距離にしておよそ50mで、その少し手前に1軒の家があります。
その家にも番犬がいて、ゴミ袋を持った私が門に近付くと吠え始め、門の前を通り集積場にゴミを置き、また門の前を通り私の姿が見えなくなるまで吠え続けてくれます。
その姿は立派な番犬であり、忠犬であることは想像できます。
余りにも毎回吠えられるので、試しにブーちゃんにいつもおやつとして与えている犬用ビスケットや犬用ガムをゴミ出しの度に上げてみました。
最初は「こいつ何をくれるんだ?」とばかり、おっかなびっくり貰っていたものの、何カ月も経つとおやつの味をすっかり覚えてくれたようで、尻尾を振ってくれたり、お手をしてくれたりと、かなり仲良く振る舞ってくれるようになりました。
ただし、吠える行為そのものには変化が無く番犬としての任務には忠実でした。さらに犬の小屋には「チロの家」と書かれていたので“チロ”という名前の犬なんだろうと思い、ゴミ出しから帰っても「チロという犬がいて、・・・」と話題にしたりしていました。
また、度々ご主人と2人で散歩に出てうれしそうに尻尾を振る姿も見て、良いご主人に巡り合えたようで幸せな犬ライフを送っていることが窺えました。
ところが、今年に入るとご主人の体調がすぐれず留守をすることが多くなり、チロにとって心配な日々が続いていました。
そして、梅雨の近付く先月、ご主人がこの世を去るという最悪な日が訪れてしまいました。
チロはご主人と2人暮らしだったため、チロは誰にも面倒を見てもらえず、たった1人で家を守ることになってしまったのです。
幸いなことに親族が週に数回訪れ面倒をみているようなので、なんとか持ちこたえているものの、元気が無いことは言うまでもありません。
私がゴミ捨てに行ってもいつものように吠えることも無く、ションボリしている姿が目につきます。
目が会うとようやく仕方ないとばかりに力無くいつものように吠えるものの、以前の迫力とは程遠いものです。
「チロ、元気にしているか?」と声をかけておやつを差し出すもの「ハイハイ、一応貰ってあげますよ!」とばかりに投げやりな態度なのも心配です。
このような中途半端な生活はいつまで続くのでしょうか?
まさかとは思いますが、保健所送りになったりしないか?と余計な心配もしてしまいます。
ブーちゃんとの相性やチロの気持ちもありますが、我が家の一員として向かい入れてもいいかな?なんてことも考えています。

