さて、今回は射撃の話題を交えて“2時間”について綴ってみましょう。
私が射撃を趣味にしていることはご存知だと思いますが、銃をぶっ放すためには実包といって散弾が必要です。
当然好きなだけぶっ放すわけにはいかず、限られた分が無くなったら警察まで出向いて標的射撃用の実包譲受許可を申請して、さらに、証紙を買って“何発までなら買ってもいいですよ!”という許可を貰って、やっとこさ銃砲店で実包を購入して再びぶっ放せるようになります。
銃の所持が厳しく制限されているこの日本ですから、あらかじめ自宅で申請書類を作成してから、警察へ出向いても許可をもらうまで待ち時間が結構あります。
そんな時は、警察の人とチョットだけ雑談したりするのですが、その日は、たくさん置いてあるファイルの中から“オレオレ詐欺”とファイリングしてあるものが目に留まりました。
「真壁でもオレオレ詐欺の電話は多くあるのですか?」と気になり聞いてみました。
すると「そんなに多くは無いけどありますよ!」と答えが返り「何時だったか、銀行からオレオレ詐欺の可能性があると通報を受け、駆けつけた所、絶対詐欺だと感じる事例だったので、銀行員と振り込みを止めるよう説得してみたが、本人は詐欺話を完全に信じ込んでいてどんなに説得しても聞き入れてくれなかった!」と。
「携帯電話に連絡して確かめてみて下さい。」とやさしく言っても頑として受け入れてくれなくてとっても困ったことがあったと話してくれました。
結局2時間説得して、ようやく携帯電話に連絡してもらうことで詐欺だと判明したそうですが、たった1分程の時間で済むようなことでも信じ込んでしまった人間には通用しない、まるでマインドコントロールにかかってしまったような状態から解放するには2時間くらいの時間が必要であったとのことでした。
そう言えば、銀行の自分の口座から勝手に預金が引き出されてしまったと訴えた人の話を書きましたが、これも本人がATMから引き出している様子がビデオに撮影されていたそうです。
なんだ“自分の勘違い”じゃないか!で済みそうな事例だったのですが、勝手に引き出されたという思い込みをリセットするのに、警察官と銀行員が2時間説明と説得をして渋々了承してもらったとのことです。
今度は私の事例ですが、総合病院に通院していた時のことですが受診日を間違えて1日遅れで行ってしまったことがありました。
診察と薬をもらうだけの数分で終了するような病状となっていたのですが、予約が無いので長い待ち時間を覚悟していたものの、2時間と少し待って受付に「あとどのくらい待ちますか?」と尋ねると、「さ~、見当もつきません」という返答をされて待つのを諦めて帰宅したことがありました。
2時間以上待ってさらにどれくらい待つか見当もつかないとわかった時、自分の心が折れてしまいました。
2時間という時間は何かを決断するのに最低限必要な時間の単位なのかもしれません。
みなさんはどう感じられましたか?

