インプラント治療、親知らずの抜歯、歯周病、根管治療(歯根の治療)の画像診断に欠かせない存在となった歯科用コーンビームCT装置。
今回はいわゆる歯科用のX線CTのお話です。
つい先日のことでした。何時ものようにCTを撮影し出来上がった画像がなんか変、なんか歪んでいたのです。
撮影中に動いたのかな?と思い、たいして気に留めませんでした。その後も何度かCTを撮影したのですが、やはり歪んだ像が表示されるのです。
やっぱり不具合がありそうだと思いメーカーに点検してもらった所“3Dセンサー”の故障が判明し、このまま使い続けるわけにもいかずセンサーの交換をしてもらい元通り撮影可能になって、めでたし!めでたし!
ここからが悲劇というか悲鳴を上げることになります。
後日、いつものメーカー担当者が来院。「先生、ちょっとお話が・・・」なんとなく嫌な予感がしつつも「な~に」と返す私。「実は、先日交換した3Dセンサーなんですが、部品代が300万円以上するんです。」と済まなそうに話を始めました。私も内心数十万円はかかるだろうと考えていたものの3000000円以上には驚かされました。
5年間の保証が付いていたのですが、すでに購入後5年を経過しているので実費になってしまうとのことで「いや~、機械の元の値段があの値段ですからこれくらいの値段にはなってしまうのです。ご理解下さい。」と担当者。私「ひえ~、」こんな感じのやり取りになりました。
“先生には何時もお世話になっているのでもう少し勉強させていただきます”ということで出された見積もりは新車一台分だったのです。もうすでに交換してしまったし、壊れたままではどうにもならないのでしぶしぶ了承!
さらに、もう一つ解決しなければならないものがコンピューターソフトなんです。これも5年以上経ち画像データやら写真データやらが膨大なことと、セキュリティーの問題で交換の必要性が生じています。こっちの方も交換の見積もりを取ってあるのですがやっぱり新車一台分なので頭が痛すぎます!
まだまだ新規に購入したい機械や機器もあるのにまったく困ったものだし、これまで導入した機器やディスポ製品(使い捨て製品)の在庫やらで医院そのものも手狭になってきているのも頭痛の種です。
基本的に歯科の治療内容は昔と変わっていないのに治療のアプローチの仕方がまったく変わってしまったため、より良い治療をするには、より良い機械や機器を揃える必要性があるのです。
でも診療報酬はほとんど変わらず、収入も右肩下がりなのにお金ばかりがかかってもうだめ!これが本音です。

