未曾有の大水害から一週間が経過し、冠水していた地域も排水作業が進み本格的な復旧に向かい始めたようでなによりです。
私、午前中の診療を終了し、午後から就職説明会に参加したため、夕刻になってやっと私事をする時間を得ることができました。
私の趣味であるクレー射撃のための実包(散弾銃の弾)を購入するため馴染みの銃砲店を訪れました。
実包を購入し店主と雑談を始めた矢先に一人の方が来店しました。
その人物は今回の水害で被害に遭われ、泥を被ってしまった銃砲類を預けに訪れたのでした。
聞くところによると被災地周辺では約100丁余りの銃が所持されており、警察が一軒一軒回って銃の保管状況を確認し、盗難の心配や保管不可能な銃を警察で一時保管するなどの措置を行っているとのことでした。
また、テレビや新聞で報道されているように盗難事件も多発しているようで、その人物も通帳、印、現金を盗まれ、さらに銃の所持許可まで盗まれてしまったと悔やんでいました。
作業服で作業員を装ったり自衛隊を真似た迷彩服で大勢の人数で盗難を繰り返す大変悪質な集団が横行しているようです。
ようやく電気が復旧して、瓦礫の後片付け、家の整理でクタクタになっているのに、泥棒まで横行するなんてもうどうしたら良いのか途方に暮れているとの訴えを真剣にしていました。
また、周囲は田んぼが広がる農業地帯ですが、田畑も水に漬かり、農機具もだめになってしまった農家も多いようです。
農業従事者のほとんどが65歳以上で70歳を超える人も多いため、今回の水害を乗り越え、農業を再開する余力も無く廃業を決める人が大部分であろうと力無く話されました。
とにかく、ソーラー発電のために堤防を削ったことが被害を大きくしたとたいへん憤っていました。
「法律では問題無いと役所の連中が言っているようだけど、どう考えてもおかしい!」と、とても理不尽に思っているようです。
この法律は民主党政権時代に決められたことで、とんだ置き土産になり大災害の源になったようです。
もう一つ、銃の所持に関する置き土産があるので追加しておきます。
経験者教習といって3年に1度、射撃場で銃の取り扱いと射撃検定があるのですが、実施の意味が分からないようなことで、しかも結構な金額を払って強要されます。
なぜなら、日本は銃の所持が厳しく制限されているため、年に1度銃検といって警察で銃の使用頻度や検査を通じてチェックされているからです。
また、3年に1度の所持許可の更新時に“キチガイで無い”ことを証明する診断書が必要なのですが、精神科あるいは心療内科で診断してもらうことと改正されました。
真面目に精神科を受診したら、「いきなり来られて“キチガイで無い”ことを証明しろ」と言われても無理と診断拒否されたり、「診断するには1日入院して検査しなければできません!」と言われたりでかえって混乱してしまいました。
当然安易に診断して銃の乱射でもされたら、診断した病院は責任取らされるのですから!
結局“かかりつけ医”で診断書をもらえばOKということに落ち着き改正前の状態に戻りました。
重ね重ね本当に碌でも無い置き土産ばかり置いて行ってくれました。

