さあ、4月もスタートです。
生活に必要なものも、あまり関係無いものも値上がりする季節でもあります。
医療においても医科も歯科も診療報酬の改定により名目0.49%のアップとなりました。
しかしながら薬剤や材料の価格がかなり引き下げられたので実体としては下げられたといった感覚です。
政府・厚生労働省は、
「2025年に向けて地域包括ケアシステムと効果的、効率的で質の高い・・・・」
「地域包括ケアシステムの推進と医療機能の・・・・」
という目標を掲げ報酬改定を実施したようです。
医科については詳細不明なのでコメントできませんが、歯科においては高い診療報酬を設定するものの比較的高い施設基準を設け、高いハードルをクリアできたら魅力的な点数をゲットできますよと誘うものの、さまざまな処置や検査が包括されてしまいました。
このハードルがクリアできなければ、確実な収入減ですが、今のところ当クリニックではクリアできる目途は立ちません。
包括とか包括化などと言われると良さそうな響きを感じられますが、なんでもかんでも1つの報酬に含まれるから個々の処置や検査の報酬は廃止していくよ!といった意味合いがあります。
逆の見方をすればやってもやらなくても同じ点数なので、“手抜きをした方がお得じゃん!”となるのですが、そこは日本人・医療人なので“真面目にきちんと治療するに決まっている”と判っているのか政府も厚生労働省も確信犯として政策を実施し、それに踊らされているようにも感じています。
そしてその先に待っているのが“梯子外し”です。
高い診療報酬で多くの医療機関を誘導して“もういいかな?”と思ったら思い切り診療報酬を引き下げる荒業です。
歯医者歴約30年にもなれば何度となく経験しているのできっと2025年までにはこの荒業を見ることができるでしょう。
実際に診療していると今までの包括化により、処置に対する点数があっても算定不能なものが多くなり、これもサービスあれもサービスとなり最後の会計で「今日のお会計は○○円です。」となって「え、これだけなの?」と患者さんに驚かれることもあります。
特に歯科医師は過剰なうえにこれ以外にスキルが無く転職不能なので、まだまだず~と、ず~とこの状況が続くに違いありません。

