前回、歯科治療に欠かせない光照射器について解説しました。
照射器は治療の際、直接口の中に光源部分が入るので先端部分にはスリーブと呼ばれるビニールカバーを装着して使用しています。
この“スリーブ”決して「汚れるのが嫌」「傷がつくから」なんて小さい理由で使っているんじゃ無いんですよ!そもそもこのスリーブ、当院ではさまざまな形態をした5種類のものをその時々で使い分けています。レントゲンを撮影するときは、CT、顎全体を写すパノラマ撮影、そしてより解像度の高い写真が得られる局所撮影の3種類を。照射器の他には、口の中を鮮明に写せる口腔内カメラにも使われ全部で5種類になります。
これらの機材は基本的にオートクレーブや薬液消毒に適さないものなのでスリーブを感染予防のために使います。
オートクレーブで滅菌しようとしたら高温、高圧にさらされてしまうし、薬液消毒の場合には、ほぼすべての細菌を死滅させるための強い液体なので故障の原因になってしまうからこのようなものを使うことになるのです。
“高価な機械にもかかわらず、でも安全に使うにはどうすればよいか?”こうした理由で何種類ものスリーブを用意して使い分けているのですよ。
だって、自分の口の中に入るものがきちんと管理されていなかったら嫌でしょう。
今度来院した時に、しっかりスリーブが使われているか確認してみてください。

