私若輩ながら、中学校の学校歯科医をさせていただいております。
先日、「むし歯予防集会」の講師として、たくさんの生徒さんや保護者のみなさんの前で講話をしてまいりました。
「歯についての知識・理解を深め、むし歯予防の推進を図るための話」をとの依頼でした。
どんな題材で話をしようかと悩みましたが、ありきたりの話では面白みが無いと思い、感染症であるむし歯や歯周病を限界まで放置したら、あり得ないような結果が待ち受けることがあるという内容と口腔癌についてスライドを交えてなんとか務めてきました。
大きな体育館にたくさんの学生さん、先生、保護者の方がずらりと私が一番苦手とするシチュエーションです。
まず、保健委員会生徒さんによる開会、そして研究発表です。そのレベルの高さにビックリ「むし歯の成り立ち」「ブラッシングについて」「再石灰化について」を分かり易く図解を交えた発表です。
「いや~、安易な題材を選ばなくてよかった」と冷や汗をかく内容でした。
私の方はというと、汗だくになりながらの講話となり、短時間に冷たい汗と熱い汗を感じた瞬間でした。
今回の講話に限らず、歯が痛くなったり、歯肉が腫れたりしないと来院せず、口の中にはあまり関心が無いという方が見受けられます。むし歯も歯周病も感染症です。感染症を甘く見ると時には死に至るということを肝に銘じてほしいものです。

